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アドビ、AI支援の新Photoshop編集インターフェースを発表

アドビはPhotoshopのベータ版新インターフェースを発表した。AIツールを一つのバーにまとめ、自然な言葉での指示や画像への直接の書き込みで編集できる。従来のエディターとも共存する。

nullbot 編集部公開日 2026年8月28日約 4 分で読めます出典 (2)
Adobe Photoshopソフトウェアのインターフェースのスクリーンショット
Screenshot: Own work Photograph: Frederic Eugene Ives (1856–1937) · Public domain · Wikimedia Commons

アドビは人工知能に大きく重点を置いたPhotoshopのアップデートを発表した。目玉となるのは「AI Assisted Editor」と呼ばれる新しいインターフェースだ。この代替インターフェースはベータ版として提供され、任意で利用できる。ユーザーが使いたい場合に有効化するもので、強制されるものではない。スペインのメディアMuyComputerによれば、このインターフェースは「Pro Editor」と改名された従来型エディターと共存するという。同記事はアドビ公式ブログでDeepa Subramaniam氏が公開した詳細と、サイトAITnewsの情報を引用している。

AIツールを一つのバーに集約

新インターフェースは、これまでPhotoshopとFireflyプラットフォームに分散していたAIツールを一箇所にまとめている。テキスト指示による編集ツールPrompt to Edit、背景除去、生成塗りつぶしGenerative Fill、生成拡張Generative Expand、削除ツールRemove、生成アップスケールGenerative Upscale、そして画像に直接描き込むAI Markupツールなどだ。新しいのはツールそのものではなく、選択範囲やレイヤーを操作するより文字で指示を書きたいユーザー向けに、それらを一箇所にまとめた「入れ物」である。従来型エディターにとどまるユーザーも、事前の選択なしにコンテキストタスクバーでPrompt to Editを利用でき、生成された結果はいつでも破棄できる生成レイヤーとして扱われる。

文字ではなく描いて伝える:Markup機能

アドビは、希望する編集内容を指定する新しい方法としてMarkup機能を追加した。これはユーザーが画像に直接描き込んで、AIアシスタントに何をしてほしいか示せる機能だ。文字による説明だけに頼るのではなく、色を塗り直したい範囲を囲んだり、特定の位置を示す矢印を描いたり、追加したい新しい要素を示すおおまかな図形を描いたりできる。この方法は、言葉だけでは正確に説明しにくい編集において、より直接的な指示を可能にする。

同様に、アドビは自然言語の指示でマスクを調整できる「Instruct Edit with Masks」機能も更新した。マスクとは、それ以外の部分に手を加えず、編集を限定する範囲のことだ。同社によれば、Firefly Image 5モデルは画像全体の文脈を理解できるようになっており、変更したい要素ごとに正確なマスクを描く必要性が減っているという。各領域を手動で指定する代わりに、望む編集内容——たとえば人物写真の閉じた目を開かせる、帽子を追加するなど——を説明するだけで、システムが画像内容の理解に基づいて実行する。マスクの外側は手つかずのまま残るため、構図に顔やロゴが含まれる場合に重要だと、MuyComputerは指摘している。

今回のアップデートは生成AIだけにとどまらない。アドビは「Light」と呼ばれる新しい調整レイヤーを追加した。これは露出、コントラスト、ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベルの設定を一つの非破壊レイヤーにまとめたもので、いつでも取り消せて元のピクセルを永続的に変更しない。レイヤー作業を離れずにCamera Raw相当の結果を目指す機能だ。ダイナミックテキストも図形やパスに対応するようになり、曲線や自由な構図に合わせて手動で再調整せずに変形できる。さらに、Adobe自身の発表によれば9億点以上の素材にアクセスできるAdobe Stockのドッキング可能なパネルも、アプリ内に直接統合された。

  • AI Assisted Editor——AIツールを一つのバーに集約したベータ版インターフェース
  • Markup——文字で説明する代わりに画像へ直接描き込む機能
  • Instruct Edit with Masks——Firefly Image 5による自然言語でのマスク編集
  • Lightレイヤー——露出・コントラスト・ハイライト・シャドウをまとめた非破壊調整
  • Adobe Stockパネル——9億点以上のビジュアル素材への直接アクセス

アドビがまだ明言していないこと

アドビはAI Assisted Editorがいつベータ版を終えるのか、利用制限を設けるのか、デスクトップ版以外でも提供されるのかを明らかにしていない。MuyComputerによれば、これらの答えが、この新インターフェースがPhotoshopの新規ユーザーを呼び込む入り口になるのか、それとも既存ユーザー向けのもう一つの近道にすぎないのかを左右するという。

Photoshopを日常的な業務ツールとして使う日本のデザイナーや小規模スタジオ、マーケティングチームにとって、このインターフェースは背景の切り抜きや画像の拡大、不要な要素の除去といった定型的なレタッチ作業を短縮し、選択範囲やレイヤー操作に不慣れな編集・広報担当者にもソフトを開きやすくする可能性がある。ただし、この機能はまだベータ版であり、正式提供の時期や将来的な価格についてアドビは公表していない。チームが業務フローをこの機能を前提に組み替える前に、注視しておくべき点だ。

出典

  1. أدوبي تغيّر طريقة استخدام فوتوشوب.. الذكاء الاصطناعي يتولى تحرير الصور بأوامر بسيطةAITnews · 2026年8月28日
  2. Photoshop añade un editor asistido por IA y más control en la ediciónMuyComputer · 2026年8月28日

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